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クイック矯正

クイック矯正(補綴矯正)とは?

クイック矯正(補綴矯正)とは、ラミネートベニアやクラウンなどの人工の歯(補綴物)を使用することによって、2週間程度で歯並びを良くする方法です。

「矯正」の名は付いていますが、実際に歯を動かすわけではないので、厳密には矯正法とは呼べないかも知れません。

クイック矯正の最大のメリットはその名の通り、通常何年もかかる矯正がほんの数週間で終わるということです。

しかし、場合によっては健康な歯を削ったり、歯髄を取ってしまったりしなくてはなりませんし、後々様々なトラブルが出てくる可能性もありますので、適用については担当の歯医者さんと充分に話し合ってから決める必要があります。


ラミネートベニア
ラミネートベニアについて


クラウン
クラウン(被せ物、差し歯)について





クイック矯正のメリット

  • 通常何年もかかる矯正が2週間~1ヶ月程度で終わる。
  • 歯を白くすることもできる。


クイック矯正のデメリット

  • クイック矯正で歯の形や位置を変えられる量には限界がある。
    (そのため、歯並びの状態によってはクイック矯正が向かない場合もあります)
  • クラウン(被せ物)を使用する場合には、健康な歯の歯髄を取ってしまうことがある。
    (歯髄を取ってしまった歯は、寿命が短くなってしまうことがあります)
  • ラミネートベニアが剥がれたり、クラウンが割れたりするトラブルが起こることがある。
    (事前に、万が一トラブルが起こった際の保障について聞いておくことが重要です)
  • 全体的な噛み合わせの改善はできない。
    (一部の歯の位置を変えたい場合や、歯の形だけ変えたい場合に有効です)
  • 虫歯、根の病気などのトラブルが出てきた際には、作り直しが必要になる。
    (クラウンやラミネートベニアの再利用はできません)
  • 将来的に歯茎が下がり、人工の歯と天然の歯の境目が目立ってきて、審美性が悪くなってしまうことがある。


クイック矯正の治療の流れ、治療期間

クイック矯正はラミネートベニアの場合、クラウンの場合で多少治療の流れが異なりますが、どちらの場合でも通院2~4回、約1~4週間で治療が終わります。

この治療期間の短さがクイック矯正の最大のメリットです。


ラミネートベニアの場合

最短で通院2~3回。(歯を削る・型取り⇒装着)
約1~2週間。


クラウンの場合

最短で通院3~4回。(神経を取る治療・土台の型取り⇒土台の装着・型取り⇒装着)
約2~4週間。


クイック矯正の費用・料金

クイック矯正は保険外の治療となります。そのため、治療費には歯科医院ごとに大きな差があり、また治療方法によってもかなり違いが出てきます。

そのため、ここではいくつか実際の治療例を挙げて治療費の説明とさせて頂きます。

また、クイック矯正はほとんどの場合、医療費控除の対象となります。 >>医療費控除


例1:上の前歯6本をセラミックのクラウンで治療した場合


コア(歯の方向を変えるための土台)
2万円×6本= 12万円

セラミックのクラウン
12万円×6本= 72万円

合計84万円

これはセラミックのクラウン1本12万円、コア(歯の方向を変えるための土台)1つ2万円とした場合の治療費の一例です。



例2:上の前歯6本をラミネートベニアで治療した場合


ラミネートベニア
8万円×6本= 48万円

合計48万円

これはラミネートベニア1つ8万円とした場合の治療費の一例です。



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