クラウン クラウン2

クラウン (かぶせ物、差し歯) とは?


クラウンとは、虫歯の治療などで歯を削った後に被せる人工の歯のことで、一般的には「差し歯」「被せ物」といった呼ばれ方をしています。

クラウンには大きく分けて、歯全体を覆う全部被覆冠と、歯の一部を覆う一部被覆冠(3/4冠、4/5冠、7/8冠など)があります。

比較的小さな虫歯の場合はインレー、詰め物による治療を行いますが、大きな虫歯や根管治療をした後は、詰め物ではなくクラウンによる治療となることが多くなります。

クラウン(かぶせ物、差し歯)



クラウンの種類


クラウンには金属で作られたものやレジン(プラスチック)で作られたもの、セラミック(陶器)で作られたものなど様々な種類があり、保険と保険外で使える材料も変わります。

また、保険外のクラウンの場合は、歯科医院によって取り扱っているものと取り扱っていないものがあります。

※2014年4月より、小臼歯のハイブリッドCAD/CAM冠が保険導入されましたが、現状は取り扱っていない医院のほうが多いのでご注意ください。


保険のクラウン 保険外(自費)のクラウン
硬質レジンジャケット冠 硬質レジンジャケット冠
オールセラミックジャケット冠 オールセラミック冠
硬質レジン前装冠 硬質レジン前装冠
ハイブリッドセラミッククラウン ハイブリッドセラミック冠
保険の金属冠 銀歯(保険の金属冠)
メタルボンド冠 メタルボンド
ハイブリッドセラミッククラウン ハイブリッドCAD/CAM冠
※小臼歯のみ 2014年4月より保険導入
オールセラミックジャケット冠 ジルコニアクラウン
ゴールドクラウン ゴールドクラウン

保険のクラウンと保険外のクラウンの違い (見た目)


保険の場合、前から4番目の歯までは白い材料であるレジン(歯科用プラスチック)が使用されます。(4番目の歯については白い材料を使うかどうかはかみ合わせ等の検査を行った上で、医師が判断します)

レジンは白い材料ですがセラミック(陶器)と比べて透明感に乏しく、経年的に変色が避けられないという欠点がある一方、割れたり欠けたりした際に修復がしやすいというメリットもあります。

また、保険では前から5番目以降の歯は銀歯になります。(白い材料は基本的に使えません)

保険外の場合はセラミックやジルコニアを使うことで、より自然の歯に近い審美的な治療を行ったり、長期的な変色を避けたりすることができます。ただし、審美治療は歯科医院の技術によって仕上がりが大きく変わりますので、自分の歯と見分けがつかないような高い審美性を求める場合は過去の症例写真を見せてもらうなどして、技術力の高い歯科医院を選ぶ必要があります。



セラミッククラウン(見た目)

上の写真はどちらも保険外のクラウン(同じ人)ですが、
歯科医師の技術によって仕上がりは大きく異なります

(上:メタルボンド 下:ジルコニアクラウン)


保険のクラウンと保険外のクラウンの違い (料金・価格)


・保険のクラウン ・・・ 3000~8000円程度
・保険外のクラウン ・・・ 4万~20万円程度


保険の場合はいずれの部位を治療した場合でも1本1万円以下、全国どの歯科医院で治療を受けても同一料金です。

保険外の場合は使用する素材や歯科医師の技術等によって値段が大きく異なり、また、保険外の料金は各歯科医院が独自に設定しているため、医院によっても料金に大きな差があります。

しっかりとした治療を行おうと思うとそれなりのコストがかかるため、相場より安すぎる場合は注意が必要なことが多いのですが、かといって値段が高ければ技術力が高いというわけでもありませんので、料金だけで医院の技術力を判断することは不可能です。

そのため、良い治療を受けようと思うのであれば患者さん自身が「患者力」を身に付け、歯科医院を慎重に見極めることが必要です。

[参考] 良い歯科医を見抜く12のポイント


保険のクラウンと保険外のクラウンの違い (持ち)


保険でも丁寧に治療を行えばかなり長持ちさせることができるのですが、どうしても限られた時間・材料の中での治療となりますので、一般的には保険のクラウンの寿命は保険外の場合と比べると短くなりがちです。

しかし、保険外治療であれば必ずしも長持ちするとは限りません。

[参考] 歯科の保険治療と保険外治療(自費)の違いって?

また、簡単なケースなのか、難しいケースなのか、治療後のメンテナンスはどの程度できているのかなどによっても、クラウンの持ちは大きく変わってきますので、一概にどのくらい持つのかというのはなかなか簡単には言えません。


保険のクラウンと保険外のクラウンの違い (保障)


保険のクラウンによる治療を行う際にはほとんどの場合で「補綴物維持管料」というものをあらかじめ支払っているため、治療後2年以内に差し歯が取れた・外れた、壊れたなどの場合には、治療をした歯科医院へ行けば無償で対応してもらえます。

[参考] 補綴物維持管理料について

保険外の場合の保障は歯科医院によって様々で、無償でやり直しをしてくれる医院もあれば、割れたりした場合の再作成の際にはもう一度同じ料金がかかる医院もあります。

余計なトラブルを避けるためにも、いざという時の保障内容については、治療前にしっかりと確認しておきましょう。






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