歯周病(歯槽膿漏)治療後のメンテナンスについて説明

ビスホスホネート系の薬剤(骨粗鬆症予防薬:フォサマック)による顎骨壊死

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歯周病の再発を防ぐために

歯周病の治療が終われば、それで後は何もしなくても良いというわけではありません。

一度歯周病になってしまった場合には、再度歯周病になってしまう可能性が高くなります。
そのため、再発を防ぐために歯周病の治療後の定期的なメインテナンスが重要になります。

特に歯周外科治療を行った場合には、定期的なメインテナンスを行わないと逆に歯周病が悪化するという研究報告もあります!十分注意して下さい。


改善 変化なし わずかに悪化 悪化
メンテナンスあり 17% 72% 10% 1%
メンテナンスなし 1% 10% 34% 55%

P. Axelsson and J. Lindhe. J Clin Periodontol 1981:8:281-294. より改変


メンテナンスの料金・費用



保険適用の場合(3割負担)

約2000〜3000円。(メンテナンス1回あたり)


保険外の場合

約5000円〜1万円前後。(メンテナンス1回あたり)

メンテナンスには通常保険が利きませんが、歯周病の治療後の場合に限り保険が利くことがあります。詳しくは歯科医院側にお問い合わせ下さい。


メンテナンスの内容


お口の中の検査 新しい虫歯や歯周病がないか?きちんとプラークコントロールが出来ているかどうかなどを調べます。
歯のクリーニング
(PMTC)
プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング。
「専門家による機械を使った歯のクリーニング」です。
スケーリング
(歯石取り)
専用の器具を使って、普段のブラッシングでは取ることの出来ない歯石を除去します。
口腔衛生指導 お口の中のプラーク(歯垢)の付着状況を検査し、1人1人に合ったプラークコントロールの方法を指導します。
フッ素塗布 虫歯になりやすいと判断された人の場合には、フッ素を塗布して虫歯の予防を強化することもあります。
その他の検査 その他必要に応じて唾液検査、細菌検査、3DSなどが行われることがあります。


メンテナンスの間隔

メインテナンスの間隔は、通常3ヶ月に1回です。

ただし、お口の中の状態が良ければ6ヶ月に1回程度で良い場合もありますし、状態が良くなかったり歯周病の治療中の場合には1週間に1回程度必要な場合もあります。

基本的にはお口の中が健康な人ほど間隔が長く、状態が良くなかったり、悪くなる可能性が高いと思われる人ほど間隔が短くなります。

ですから、歯科治療をした直後は1週間おきのメインテナンスが必要で、治療が進んでお口の中が健康になってきたら1ヶ月、3カ月、6カ月おきと間隔が長くなっていくといった感じになります。


保険で歯周病のメンテナンスを行なうのは、実質不可能!?

歯磨きのチェックや歯のクリーニングなどの歯周病のメンテナンスは、歯と歯肉の健康を保つ上で非常に重要で、痛くなく爽快感も得られるので患者さんからも喜ばれるもので、2002年から保険でも可能になっていました。

主には、歯科衛生士が担うもので、歯科衛生士のやりがいにもつながっていましたが、2006年の診療報酬改定で、患者さんが保険でのメンテナンスを希望する場合は、初診時に歯科医師が治療計画書を作ることが義務付けられました。計画書には患者さんの署名が必要で、患者さんのお口の中の写真か模型も必要となりました。

口頭の説明で済んでいたものが、歯科医師にとってのかなりの負担増になり、メンテナンスの期間中に新しい疾患が見つかった場合は、その治療費はすべて歯科医院が負担しなければならなくなりました。

メンテナンスによる早期発見・早期治療に意味があるにもかかわらず、歯科医院にのみリスク負担を課するのでは、保険でメンテナンスを行うことは、事実上不可能といえます。

メンテナンスによってお口の健康を守り、80歳で20本以上の歯を維持することは体全体の健康にもつながります。

それにもかかわらず保険で抑制されることになったのは、療養病床を38万床から15万床に減らすことやリハビリテーションの日数制限などの長期療養型医療抑制と根っこは同じです。

国民の健康を長く保つ医療を抑えることに反対していきましょう。

【機関紙「東京ほくと」より引用】


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