まずは敵(歯周病)を知りましょう!


歯周病の基礎知識


ということで、まずはあなたの健康を脅かす恐ろしい敵、「歯周病」について知りましょう!

ここでは、歯周病の原因や歯周病になるとどうなってしまうのか、歯周病と喫煙の関係などについて説明しています。

歯周病について詳しく知っているかどうかで、治療や予防の成功率は大きく変わってきます!

歯周病について知りましょう!

歯周病(歯槽膿漏)とは?


歯周病は、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気です。昔は「歯槽膿漏」と呼ばれることが多かったのですが、今では「歯周病」という呼び方が一般的になっています。

若いときに歯を失うのは虫歯が原因であることが多いのですが、40代を過ぎてから歯を失う最大の原因はこの歯周病です。

日本は「歯周病大国」と呼ばれており、35歳以上の約8割が歯周病だと言われています。

歯周病には痛みなどの自覚症状がほとんどありません。

そのため、気が付いた時にはすでに手遅れになってしまっていることが多いというのが、歯周病の最も恐ろしいところです!(歯周病はサイレントキラー「静かな殺し屋」とも呼ばれています!)

歯周病(歯槽膿漏)の動画 歯周病は虫歯と並んで、

歯を失う大きな原因の1つです!

歯周病(Periodontal disease、Gum disease)の進行


最初に歯肉炎(Gingivitis)が起き、それがさらに進行すると歯周ポケット(Periodontal Pocket)ができます。そうなるとプラークコントロールが難しくなってしまいます。

そしてさらに歯周病が進行すると、周囲の骨が溶かされていきます。

歯周病(歯槽膿漏)になるとどうなるの?


歯周病の初期の段階では歯を磨く時に血が出たり、歯ぐきがムズムズするといった症状しかありません。

しかし、歯周病がさらに進行すると歯がグラグラしてきたり、歯並びが悪くなってきたりします。ほとんどの人は、この段階になってようやく「まずい!」と思い歯科医院へ駆け込みます。


が、これでは手遅れです!!


自覚症状が出てきているような歯周病では、すでに歯を支えている骨(歯槽骨)の大部分が溶かされてしまっています。

この溶かされてしまった歯槽骨を元通りにすることは現在の最先端技術を用いたとしても非常に難しく、ある程度以上進行してしまった歯周病に対しては、成すすべがないというのが今の歯科医療の現実です。

歯周病の治療は、「健康だったときの状態に戻す」のではなく、「これ以上進行しないようにする」ことが目的です。

ですから、歯周病に関しては特に予防が重要になってくるのです。

症状が出てからでは、
手遅れです!
歯周病(歯槽膿漏)画像

歯周病の最大の原因はプラーク(歯垢)です!


歯周病は様々な要因が複雑に絡み合って起こりますが、最大の原因はプラーク(歯垢)です。プラークはただの食べカスではなく細菌の塊です!

この細菌の産生する毒素が歯周病の発生・進行に非常に大きく関わってきます。

身体の免疫力の低下も、歯周病の進行に大きく関わります!


高齢になるにつれて歯周病患者の割合は増えていきます。これは、身体の免疫力が低下することによって歯周病が進行しやすくなるからです。

また、風邪をひいたり身体が疲れていたりすると免疫力が低下するので、歯周病は進行しやすくなります。

そのため、免疫力の低下が疑われる場合には、より一層歯周病予防に対して慎重になる必要があります。

歯周病の最大の原因はプラークです!

「喫煙している人」は歯周病になりやすい!


喫煙をしていると歯ぐきの免疫力や修復機能が低下してしまうため、 タバコを吸っている人は喫煙していない人に比べて、2.1〜4.7倍も歯周病になりやすいというデータがあります。

歯周病の専門家の中には、喫煙をやめない限り歯周病治療が成功することはありえないと断言している人もいます。

しかし、タバコはやめた方が良いと分かってはいてもやめられないという人がほとんどでしょう。そんな人は、せめて一日の喫煙本数を減らすことからでも始めてみてはいかがでしょうか?

歯周病のリスクファクター

「糖尿病の人」は歯周病になりやすい!


糖尿病になると白血球の機能が低下し、さらに唾液の分泌も少なくなってしまうので歯周病になりやすくなります。

糖尿病はインスリン依存型(インスリンの出る量が低下)と非インスリン依存型(インスリンの出る量は変わらないが、インスリンに対する感受性が低下)の2タイプに分けられますが、ほとんどの糖尿病は非インスリン依存型です。

糖尿病の治療は運動療法・薬物療法・食事療法などを長い間続けていかなくてはなりませんが、すでに歯周病になってしまっている人は歯周病の治療をすることでインスリン感受性が高まり、糖尿病が改善しやすくなるのではないかとも言われています。(まだ立証はされていませんが・・・)

「歯周病になると糖尿病になりやすくなり、糖尿病になると歯周病になりやすくなる」

この「負の連鎖」を食い止めるために、糖尿病の人は歯周病に対してより一層の注意を払うことが必要です。

歯周病のリスクファクター

歯周病全身的な病気


以上の病気は、歯周病があると発生する確率が高くなると言われているものです。歯周病は、実は全身的な病気とも深いつながりがあったのです!

上記に挙げたもの以外にも、歯が無くなることによって痴呆が進行したり、運動能力を低下させてしまうことなども考えられます。

歯周病の脅威は、口の中だけに留まりません!

・糖尿病
・感染性心内膜炎
・心臓血管疾患
・骨粗鬆症
・肺炎
・低体重児早産など
歯周病と全身疾患

歯周病になっちゃったらどうすればいいの?


歯周病の原因には色々なものがあるのですが、大きな原因の1つがプラーク(歯垢)です。

そのため、まずはプラークコントロール(歯磨き、フロッシングなど)をしっかりと行い、口の中のプラークの量を減らすことが最も重要になります。

また、進行した歯周病の治療を行う際にも、患者本人がしっかりとプラークコントロールをできるかどうかが歯周病治療の成否に大きく関わってきますので、まずは正しいプラークコントロールの方法を覚えて実践することが大切です。

⇒参考:歯チャンネル 歯磨き教室


進行した歯周病の場合は・・・


プラークコントロールは歯周病の治療・予防の上で非常に重要なのですが、
進行した歯周病はプラークコントロールだけで治ることは絶対にありません!

実際に進行した歯周病の治療を行うとなると非常に大変なので、歯周病の症状が出ていなくても年に数回は歯科医院へ行き、歯の検査とメンテナンスを受けることをおすすめします。

また、タバコを吸っている人は、ぜひとも禁煙されることをオススメします!
禁煙が成功すればそれだけで、歯周病で歯を失うリスクが大きく減少します!


歯周病(歯槽膿漏)の動画


歯周病(歯槽膿漏)とはなんなのか?についての解説動画です。
上下2つの動画を同時に再生させると、さらに分かりやすくなると思います。





歯科相談室 |  歯周病 (歯槽膿漏) に関する歯科相談

歯科医師厳選!おすすめ商品