バイオフィルム、不溶性グルカン

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バイオフィルム、不溶性グルカン
(biofilm、insoluble glucan)

バイオフィルムとは、ストレプトコッカス・ミュータンスが分泌するグルコシルトランスフェラーゼ(GTF)という酵素によってショ糖が分解されて作られる、不溶性グルカンのことです。

不溶性グルカンが作られるとそこに他の細菌が付着・定着し、増殖を始めます。そして、24〜48時間のうちに酸を産生して、を溶かし始めます。これが虫歯の発生です。

また不溶性グルカンは、酸素や抗菌剤唾液の自浄作用などから細菌を守るバリアとしても働きます。そのため、バイオフィルムで守られた内側は細菌が非常に繁殖しやすい環境になります。

バイオフィルムを除去するためには、ブラッシングなどにより機械的にバイオフィルムを破壊することが基本です。しかし、セルフブラッシングだけでは完全にバイオフィルムを破壊することは非常に困難なので、歯科医院における歯垢染色剤を用いたPMTCを行なうことが有効です。

さらにその後、ドラッグリテイナー(マウスピース)の中にクロルヘキシジンやフッ化物、イソジンゲルを塗布してミュータンス菌の完全な殺菌を行なう「3DS」という方法もあります。

バイオフィルムの破壊は虫歯予防において非常に重要であることから、薬剤でバイオフィルムを破壊する方法など、様々な研究が各方面で行なわれています。


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