歯周病,歯周炎,歯槽膿漏
periodontal disease、gum disease、periodontitis、periodontal infection
歯周病(歯槽膿漏)は、歯を支えている歯槽骨などの歯周組織が破壊される疾患です。
若年者が歯を失うのは虫歯が原因であることが多いのですが、40代を過ぎてから歯を失う最大の原因はこの歯周病です。
歯周病には痛みなどの自覚症状がほとんどありません。そのため、気が付いた時にはすでに手遅れになってしまっていることが多いというのが、歯周病の最も恐ろしいところです。
歯周病は進行度によってG、P1、P2、P3に分類され、Gは最も軽く、P3は最も重度の歯周病です。
出来るだけ軽い段階で歯周病治療を行えば、治療にかかる時間や費用を軽減することができます。
しかし、歯周病で溶かされてしまった歯槽骨を回復することは非常に難しく、ある程度以上進行してしまった歯周病に対してはもう成すすべがないというのが、今の歯科医療の現実です。
ですので、歯周病に関しては特に予防が重要になってきます。
⇒参考:歯周病(歯槽膿漏)
【蛇足説明】
ちなみに、歯周病が進行すると恐ろしく口が臭くなることがあるので、「死臭病」だと勘違いしている人がいるかどうかは分かりません。