高額療養費制度とは、同じ病院や診療所で支払った１ケ月の医療費が80100円を越える場合に、超えた額が手続きをすれば戻ってくるという制度です。

ただし、同じ病院内に医科と歯科がある場合には、医科と歯科は別々に計算されます。

また、上位所得者(被保険者全員の基礎控除後の所得が670万円を超える場合)では80100円ではなく、15万円を超えた場合に高額療養費制度が利用できます。

高額療養費制度は、歯科の自由診療には基本的に使うことが出来ません。

では、どのような場合に歯科で使うことが出来るのかというと、一番有効に使うことが出来るのは、外科矯正治療を行う場合です。

外科矯正手術には多くの場合20～30万円ほど費用がかかりますので、ほとんどの場合高額療養費制度が適応可能となります。

知らなければ10～20万円丸々損になってしまいますので、外科矯正をお考えになっている方は、ぜひ利用されると良いと思います。

1. 同じ病院や診療所で支払った１ケ月の医療費が80100円を越える。
   (上位所得者は15万円)


2. 国民健康保険、健康保険などの社会保険に加入している。


3. 本人が申請を行う。