国民健康保険
national health insurance



国民健康保険は健康保険とともに、日本の社会保険制度の根幹をなすものです。

国民健康保険の運営は保険料(税)や国などの補助金によって市町村が行い、職場の健康保険などに加入している人、生活保護を受けている人以外には、強制的に加入が義務付けられています。


歯科においては、ほとんどの疾患に対して国民健康保険を使うことが出来ます。

しかし、多くの人が安い治療費で歯科治療が受けられるというメリットがある反面、国民健康保険はあくまでも「全ての国民が最低限の治療を受けられるようにする」ことを目的としたもののため、質の良い治療を求める場合には保険が利かないこともあります。

また、「見た目」や「予防」に関することには基本的に保険は利きません。
(これらの治療を行う場合には、保険外になります)

日本人の口の中は、実はヨーロッパ諸国やアメリカなどの歯科先進国と比べると悪い状態になっていますが、これは保険でとりあえず安く治療が受けられるため、日本人がを大切にしようとしないことが大きな原因になっているのではないかと考えられています。

また、保険改正による保険点数の引き下げや適用範囲の縮小など、保険で良い治療を受けるということがどんどん難しい状況になってきています。

これからは国民1人1人が現在の保険制度についての問題や歯科医療の実態を知り、治療や予防について考えていかなくてはならない時代になっていくでしょう。


⇒参考:歯医者・歯科の保険について
⇒参考:保険制度の裏






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