外科矯正の後遺症について
どんな治療にも言えることですが、治療に100パーセント成功するものはありません。
外科矯正も失敗する可能性は0ではなく、まれに後遺症が残ることがあります。
外科矯正を行う際には、あらかじめこのようなことについても知っておくべきでしょう。
神経の麻痺・痺れ
アゴの骨の中には大きな神経がありますが、手術の際に誤ってこの神経を傷つけてしまうと麻痺や痺れが出ることがあります。
万が一このような後遺症が残った場合には、神経の回復を早めるためにビタミンB12製剤やステロイド等が投与されますが、すぐに麻痺や痺れが治るわけではありません。
多くの場合数ヶ月から数年かけて少しずつ回復していきますが、中には一生麻痺・痺れが残るケースもあります。
手術後の腫れ
外科手術後の腫れはほぼ必ず起こるので後遺症とは言えないかも知れませんが、手術後にはかなり顔が腫れます。
腫れは3日〜1週間ほどでピークになりその後徐々に引いていきますが、完全に腫れが引くまでは1ヶ月〜半年ほどかかります。
鼻の変形
上アゴの骨を切って動かした場合には、鼻の変形をきたすことがあります。
あまりにも変形が著しい場合には、美容整形的な手術が必要になることもあります。
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