歯の種類・名称・番号・歯式を実写アニメーションで分かりやすく説明

永久歯は、前から順番に1番.2番.3番…と数えていきます。
乳歯では、前から順番にA.B.C…と数えていきます。

「前歯」や「奥歯」、「奥から何番目」というような表現をされるとどの歯のことなのかが分かりませんので、歯科相談室にご投稿される場合は、必ず歯の番号(前から何番目)でお教え下さい。

ちなみに、歯の番号の付け方にはいくつかの方法がありますが(下記参照)、このように前から順に1,2,3・・・と数えていく「Zsigmondy & Palmer system」が、日本では最も普及しています。



多くの歯医者さんは「中切歯」などの正式名称よりも、「1番」などの略語を好んで使います。
例えば、「右上3番」と言ったら、それは右上の犬歯(糸切り歯)のことです。




アメリカ式の歯の番号(Universal system)について

歯の番号にはアメリカ式(Universal system)というものがあり、アメリカでは主にこのUniversal systemが使用されています。

アメリカ式の場合には、

・永久歯 = 右上→左上→左下→右下という順に、1、2、3 … と数えていく (#32まで)
・乳歯   = 右上→左上→左下→右下という順に、A、B、C … と数えていく (#Tまで)

となります。
例えば、

「右上7番」は、Universal systemの場合「#2」  になり、
「左下5番」は、Universal systemの場合「#20」、
「右下8番」は、Universal systemの場合「#32」、
「左上B」は、  Universal systemの場合「#G」  になります。

日本の歯医者さんでもアメリカ式の歯の番号(Universal system)を好んで使っている人がいますので、そのあたりは注意が必要です。



FDI方式(Two-digit system)について

歯の番号には、FDI方式(Two-digit system)というものもあり、主に欧米諸国で使用されています。

FDI方式(Two-digit system)では、1桁目で永久歯または乳歯の上顎右側・上顎左側・下顎左側・下顎右側を、2桁目で前から何番目なのかを表します。


[1桁目]

・永久歯 = 右上→「1」、左上→「2」、左下→「3」、右下→「4」
・乳歯   = 右上→「5」、左上→「6」、左下→「7」、右下→「8」


[2桁目]

・前から何番目なのか?(永久歯:1〜8まで、乳歯:1〜5まで)


例えば、

「右上7番」は、FDI方式(Two-digit system)の場合「17」になり、
「左下5番」は、FDI方式(Two-digit system)の場合「35」、
「右下8番」は、FDI方式(Two-digit system)の場合「48」、
「左上B」は、  FDI方式(Two-digit system)の場合「62」になります。

日本の歯医者さんでもFDI方式(Two-digit system)を好んで使っている人がいますので、そのあたりは注意が必要です。



歯の種類、歯種別解説

それぞれの歯について、分かりやすく解説されています。

上顎中切歯


上顎犬歯


上顎第一小臼歯


上顎第二小臼歯


上顎大臼歯


上顎知歯(親知らず)


下顎前歯


下顎犬歯


下顎小臼歯


下顎大臼歯


下顎知歯(親知らず)




歯の基礎知識




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