第10暴露 「専門医・認定医の裏」
歯科医院のホームページなどで、「院長は○○専門医です!」というのを見かけたことはありませんか?
専門医や認定医と聞くと「プロフェッショナル」といったようなイメージが湧いてきますが、実はこの専門医にも裏があるんです。
まず、そもそも専門医・認定医とは何なのかということについて説明します。
専門医・認定医を認定するのは、主に「学会」です。
しかしこの学会というのは、ぶっちゃけた話「誰でも」作ることが出来てしまうのです!
そのため、一般の人にはほとんど差が分からないような紛らわしい学会が多数存在します。
(例1) 「日本歯周病学会」と「日本臨床歯周病学会」と「日本歯周外科学会」
(例2) 「日本矯正歯科学会」と「日本成人矯正歯科学会」と「日本臨床矯正歯科医会」と「日本ベッグ矯正歯科学会」
そして認定基準も、かなり厳しい基準を設けている学会もあれば、数万円の年会費さえ払っていれば自動的に認定医がもらえる学会、今は厳しい基準で認定を行なっているが、数年前までは会員になっているだけで認定医を発行していた学会など様々です。
「認定医」、「専門医」、「認定士」などと呼び方が色々あるのは、各学会がそれぞれの呼び名で認定制度を行なっているからです。
そういうわけなので、認定医・専門医は多少は客観的評価の基準にはなりますが、
「認定医・専門医」=「必ず優れている」というわけではありません!
なお、厚生労働省から広告可能のお墨付きをもらっている学会は以下の基準を満たしているため、それなりに信用できます。
- 学術団体として法人格を有していること。
- 会員数は1,000人以上であり、かつ、その8割が医師又は歯科医師であること。
- 一定の活動実績を有し、かつ、その内容を公表していること。
- 外部からの問い合わせに対する体制が整備されていること。
- 医師又は歯科医師の専門性に関する資格(以下「資格」という)の取得条件を公表していること。
- 資格の認定に際して5年以上の研修の受講を条件としていること。
- 資格の認定に際して適正な試験を実施していること。
- 資格を定期的に更新する制度を設けていること。
- 会員及び資格を認定した医師又は歯科医師の名簿が公表されていること。
|
現在、40以上の歯科関連学会が存在しますが、厚労省からの広告認可を受けている学会は、
- 日本口腔外科学会 (平成15年11月19日認可)
- 日本歯周病学会 (平成16年10月5日認可)
- 日本小児歯科学会 (平成18年3月24日認可)
|
の3団体だけです。(平成18年8月22日現在)
認定医・専門医制度には他にも大きな問題があるのですが、それはまた別の機会に。
裏歯科情報TOPに戻る
|